問題の発端はGDL(Gewerkschaft Deutscher Lokomotivführer、ドイツ機関士労働組合)という労働組合である。ドイツ鉄道の機関士の大多数を組織する労働組合で、昨年3月の賃上げ交渉の際に他の労働組合と異なる独自の労働協約(つまり機関士独自の労働協約)を求め、31%の賃上げや労働状況の改善などを求めた。交渉が行きづまった6月上旬、GDLは無期限のスト突入を宣言し、以後断続的に全国規模のストが繰りかえされることになった。組合長であるManfred Schell氏(右)は毎日のようにメディアに取り上げられ、一躍時の人となった。秋に入るとさすがの異常事態に政府も傍観できなくなり仲介に乗り出したが、すぐには成果が上がらなかった。
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