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望雲録

のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲が輝いているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。

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ビールの話(4)

 それではドイツの多様なビールの一端を覗いて見よう。

 まずは南部バイエルン地方のヴァイスビアー(Weissbier、直訳すると白ビール。45832234_0f96b06090.jpgWeizenとも言う。)である。原料に大麦ではなく小麦麦芽を中心に用いた上面発酵ビールで、歴史は古い。クリーミーな泡立ちと苦味のほどんどない甘くてコクのある飲み心地が特徴である。近年日本でもひそかに人気が高まっていると聞く。様々な企業が醸造しているが、私のお気に入りはミュンヘン北部のヴァイエンシュテファン醸造所のヴァイスビアー(右)である。ちなみにヴァイエンシュテファンは世界最古の現存する醸造所として有名である。


53c8b286.jpeg お次はドイツ北西部、デュッセルドルフを中心に醸造されるアルトビアー(Altbier、旧来の、本格的な、といった意味)。この地域はフランドル地方と隣接していて、中世より商業都市として発達してきた歴史を持つ。そのため貿易を通じて英国との関わりが深く、ビールの製法も英国の影響を強く受けたとされる。従ってこのアルトビア―は飲み心地も色も英国のエールと瓜二つである。ここからライン川を少し上ったケルンにはケルシュ(Kölschbier、そのものズバリケルン産の意。)というビールがある。こちらもアルトと同じく上面発酵ビールなのだが、色は黄金淡色、味わいは軽やかで上品な感じがする。むしろ薄目のラガーに近い感覚のビールである。

DSCF7277.JPG
 再び南に戻り、ニュルンベルクの北に位置するバンベルクで醸造されるラオホビアー
(Rauchbier、煙ビールの意)。このビールは大麦麦芽を一度煙で焙ってから醸造しており、見た目は真っ黒でかつ鮭の燻製のような匂いが漂う不思議なビールである。ただ一度口に運ぶと驚くことに匂いが吹き飛び、濃厚で甘い味わいが口に広がる。意外にも苦味がほとんどないのが面白い。


 以上は比較的日本でもよく知られた種類のビールだが、もちろんこれ以外にも様々な種類のビールがある。書き始めるとキリがないので、ビールに関してはまた別の機会に改めて紹介することにしたい。

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HN:
Ein Japaner
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男性
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趣味:
読書、旅行
自己紹介:
三度の飯より政治談議が好きな30間近の不平分子。播州の片田舎出身。司馬遼太郎の熱狂的愛読者で歴史好き。ドイツ滞在経験があり、大のビール党。
[12/16 abuja]
[02/16 einjapaner]
[02/09 支那通見習]
[10/30 支那通見習]
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